シロウオ

概要

シロウオは、体長5～7cmほどの小さな魚で、透明感のある体と小さな鱗が特徴です。河川の下流域や汽水域に生息し、特に春先に河川を遡上して産卵することで知られています。産卵期には、雄が石などに巣を作り、雌がそこに卵を産みます。一生のほとんどを淡水で過ごしますが、一部の個体は海に下ることもあります。 プランクトンなどを食べて生活し、その独特の生態から、地域によっては貴重な資源として扱われています。近年は、生息環境の悪化などが原因で個体数が減少している地域もあり、保護の取り組みが重要となっています。透き通るような美しい姿と、短い一生は、多くの人の心を魅了しています。